立春大吉
2017.02.04

梅 寒苦を経て 清香を放つ

私のよく行く京都の禅寺にこの時期掛かる禅語の掛軸の言葉です。厳しい寒さの中で咲く梅の花は「大寒」が過ぎいよいよ「立春」という頃に開花し始めます。つまりどんどん寒くなる季節ではなく「これから少しずつ暖かい季節になりますよ」という時期に花をつけるのです。人もまた厳しい時期を乗り越える時、この梅の花の様にジッと物言わずただ素直に春を待つ、そんな時に神様が手を差し伸べてくださる事で花開き、放つその清香にはなんとも言えない気品が漂う。そうありたいといつも思います。

春寒の梅が咲く

毎年この禅語が頭をめぐり立春の時期を迎えます